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6月ケンガク イラク人医師講演会のご報告
6月ケンガクは、最終的に

国際問題研究会、よさこいソーラン桐斬舞、桐政会、筑波大学模擬国連、変えなきゃつくばなどの協力を得て、大変貴重な講演会を開催することができました。

ご協力いただいたみなさまありがとうございます。

参加者数に関しては、初参加者を多数含む約70名で、一般の方にも多く来場していただきました。

時間の関係上来場者同士の意見交流は、ココスで行うということになってしまいましたが、
ココスでの交流会まで参加された方は、非常に貴重な話し合いができていたようです。

イラク人医師のシャキルさんも、若い学生を含めいろんな方々と意見を交換できたことはとても良かったのではないかと思います。

当日はACCS(つくばのローカルTV局、9chで流れる放送局)さんが、ビデオカメラで撮影していまして、
後日、この講演会の様子を連日放送するということでしたので、詳細が決まりましたらブログやMLで告知したいと思います。

で、例によって参加された方々は、感想をコメントお願いします。

私、医学6年の忽那一平の感想としては、

イラク戦争を止められなかったのみならず、

安全保障理事国の決議に反してイラクに攻め入ったアメリカに、
(日本国内で餓死者が出るなど社会保障を切り詰めているのにもかかわらず)

石油を提供したり、多額のお金を払って復興支援をしたと

満足している日本の自衛隊が、

イラク人にとっては「何もしていないに等しい」と思われているということが、
非常に滑稽であると同時に、日本人として恥ずべきことだと感じました。


以下、講演の議事録を添付するので、ACCSの放送前に講演内容を知りたい方はつづきをお読みください。
ブッシュ大統領は、Democracyではなく、7つのDをもたらした。
Death、Detainment、Deeping thr Sectarian Difference、


1.Death
国際的に禁止されている劣化ウラン弾やはくげき弾を使用した。
イギリスのORC?報告だと、2008年までで100万人の死者。
半分は銃殺、次いで5分の1は車爆弾で命を落としている。
劣化ウラン弾で傷ついた体は治りにくい。劣化ウラン弾が使われた証拠。
知識人の暗殺があり、400名ほどの被害者が出た。
最初の知識人暗殺は、バクダット大学の学長で教授は病院で患者を診察中に殺された。
医師たちは暗殺を恐れ、50~60%はイラク国外へ逃亡した。

2.Detainment ーHuman Rights abuse
アブグレイル刑務所は刑が確定する前の人が集まる拘留センターとなり、拷問やレイプが横行している。そこには人権はない。裸なのは当たり前。
欲しい証言が得られない場合は、電気ショックや警察犬、舌の切断なども行われる。
ヨルダンでの彼の話を聞いたときは、信じられなかった。
イラク人の首に縄をつけて扱う。たとえ悪い事をしたといっても、そこまでされる必要があるでしょうか?

3.Deepening the sectarian difference
イラク人を宗教ごとに分けていった。(Sunni Shiia Arab Kurds)結果として、宗派による政党が誕生した。各政党が民兵組織を持つようになった。
2006年、民兵組織におじが殺された。

4.Displacement
爆撃、テロ、民兵を恐れ、イラク人は危険な場から離れていった。
国内避難256万人、5人に1人は避難している。
国外避難は250万人。安全、食べ物、住居が得られず、教育・医療なども当然受けられない。

5.Delivery of terrorism
2003年より以前はテロはなかった。フセイン時代はテロがなかったのは、宗教・民族を上手くコントロールしていたから。
2003年よりアメリカは国境を監視せず、国外からたくさんの兵を集めた。
抵抗運動とテロの違いは?
抵抗運動は、免疫反応。
テロは、考えの違う人々を攻撃していく。
スンニ派、シーア派の集まる
イスラム教はテロと関係ない。イスラム教は他の宗教を尊重し、平和を求める。人権も尊重し、殺人を禁止している。
イラク人はテロをなくそうと取り組んでいる。

6.Deprivation of women rights
女性の人権はく奪。2003までは、教育・雇用など差別はなかった
2004年に誕生した政府は過激で、女性の人権侵害。
戦争後、63%の女性が暴力が増えたと感じていた。
76%は学校に行けなくなった。70%が日常生活にも不十分だと感じている。

7.Diseases and Disabilities
爆撃・地雷などで相当な人が障害を持つようになっている。うつ状態になったり、職がなかったりする。
障害が残ったある男性は「左足がないような人と誰が結婚してくれるだろうか?」と言っていた。既婚者では家族を養えないなどの悩みがある。
オマルさん
普通の道を普通に車で走っていたが、大学に通う途中で襲撃され、一緒にいた教授は殺された。
左手に銃弾が貫通し神経障害が残った。彼は謝罪や補償をアメリカから受けることはありませんでした。
バクダッドは刑務所のよう。チェックポイントが1kmごとにある。街中は壁だらけ。

・イラク戦争にかかった費用
200兆円のお金が使われた。その費用は税金から使われている。
が、何も良い事がなかった。

・世界平和にも大きな影響
英米は国連に認められない軍事行動を行った。
国連が機能しない事態を示している。
安保理の決議が守られないことで、イラン・北朝鮮の核開発を進めることとなったと懸念される。
世界の恐怖、テロを拡大した。
ブッシュたちはイラクに対して申し訳ないと考えているのだろうか?

ブレアはなぜイラクを攻撃したかという質問に答えられていない。

・憲法9条の大切さ
WW2のあと、戦争をしないための安全弁となっている。
しかし最近は、自衛隊は海外に出ていこうとしている。
安全は非暴力での話し合いでこそ守ることができる。
憲法9条を改正しようとする残念な政治家。
非暴力で、生きるために9条を守る。軍隊は守るためで、攻めるためではない。

9条をどうやって守るか?
知識がない、気づかないことが脅威。
知識を得る、勉強することで平和を守ることになる。


質問タイム
・知識人の暗殺についてなぜそういうことが起こるのか?
背景にイランの存在がある、またシーア派スンナ派などの対立がある。

バスラで民兵が医師を殺害する事件があった。そこで働いていた医師たちはバスラをなんとかしてくれと政府に依頼。民兵が危険であると政府も認知してきた。

普通のイラク人は、宗派についてあまり気にしていない。
民兵(政党)が気にしている。

・日本政府は何をすべき?
日本大使館がないので作って欲しい。妻が日本に来るのに、ヨルダンに行かないといけない。自衛隊は何もしていない。謝罪をして復興に向けて金銭的、人的支援をしてほしい。

10月3日石岡で講演会があります。

・知識人暗殺への関与について詳しく聞かせてもらいたい。
イランが一番、イスラエルが二番、アメリカが三番。

交流会などで聞いた質問
・拷問を受けている写真などはどうやって撮っているのか?
アメリカ人がアメリカ兵・イラク人に許可を取って撮影している。アメリカの中にも善意を持っている人はいて、ひどい実態を伝えようとする人がいる。

・北朝鮮と日本の関係をどう思うか?
武力は必要ない。もっともっとお互いが何を求めているか知り解決策が見つかるまで話し合うことが必要。

・独裁者のフセインをどう評価するか?
何もなかった国まとめあげ、とても良く作っていった。教育や医療は無料化し、自分もフセイン医科大学へ無料で行くことができた。女性の参政権なども認めており今よりはるかに男女平等な国を作っていた。ただ、彼は運が悪かった。メディアが彼の悪い点のみを大きく取り上げ、悪者のようにしたてた。私はフセインとあって話したことがあるが、とてもジェントルマンだった。

コメント

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参加学生の感想・意見
参加された学生の感想を一部紹介します。

・憲法九条支持は意外だった。平和を望む心は戦争を経験した人間こそがより強く望むものであり、また人類共通の観念であると感じ、またそうであると信じたい。Peace To be on you

・イラク人のシャキルさんからの視点は私たち、そしてメディアとは全く違い。現地人しかわからない生の声を聞けてとても良かった。

・無関心が有害であるというのは、色々なことについて言えると思いました。
人が少なくてびっくりしました。広報が足りなかったのかな?と思います。

以上感想文より転載させていただきました。

ちょっと一言
>広報が足りなかった?
それもあるかと思いますが、残念ながら無関心な人がとても多く、情報が伝わっていても集まらないのが現状です。
また、このようなイベントに対してお金を出してくれる組織はほとんどなく、広報にまわす十分な予算もありません。
今回参加された方々一人一人が、今後も高い関心を払い、少しでも周りの人を誘って参加するような気運にならないと苦しいところです。

このイベントに参加したのに誰も誘わないで来た人も多いかと思いますが、今後はもっと危機感を持って、イベント情報を知ったならそれをまた別のあなたの大切な人に伝えて参加してほしいです。

戦争は大切な人の命を簡単に奪うものです。あなたの大切な人に声をかけることは、この日本に広がる無関心な雰囲気を打破していく大事な一歩になると思います。

なお、今回は悪条件が重なる中、まずまず集まったほうだと思います。
広報してくれた方々、ありがとうございます。
ケンガク代表 | URL | 2009/06/08/Mon 23:02 [EDIT]
7つのD
6日に参加したものです。
7つのDはわかりやすく、インパクトがあるものでしたね。

まあ、自衛隊はお金以外に貢献がないと非難されるのがいやだから
派遣したのでしょう。
どう考えても憲法違反です。

&予想以上に人は集まってましたね。あれだけ集まれば、まずは良いかと。
正直、イラク問題は日本人のほとんどは忘れているかと。
たっちゃん | URL | 2009/06/09/Tue 23:57 [EDIT]
~感想~
6日の講演会に参加しました。

今まで、日本のメディアを通してしかイラクのことは知らなく、はっきり言うとあまりイラクに対して良いイメージは持っていませんでした。

しかし、シャキルさんの講演会を聴いて、イラクに居るたくさんの人々は平和に対する強い意識を持っているのだと感じました。

おそらく、そのような意識を持っていない少数の人たちがメディアで大きく取り上げられることで、誤った国の捉え方をしてしまった自分がいたと思います。
自分以外にもそのような人たちはきっと多いのではないかと思います。

やはり、本当のことを知るには、そこの現地の生の声を聞くことがどれだけ重要かが今回よく分かりました。

同時に、メディアは国家間のしがらみにとらわれることなく役割を果たしていけたらいいのにと思いました。

でも、その国なりの昔からの考え方も含まれているから、やっぱり難しいことなのかなとも感じます。
31 | URL | 2009/06/10/Wed 11:30 [EDIT]
感想
この講演会を聴いた後、東京平和映画祭に行きました。
貴重なお話が聞けて、911やその後のイラク戦争についてよい勉強ができたと思います。
しかし、映画祭の盛り上がりを見て、余計に筑波大生の無関心が悲しくなりました。
どうやって関心を持ってもらえるか、ということを考えていかないと、こういうイベントは難しいなぁと思います。
(人が少なくてびっくりした、広報が足りなかった?とのコメントは私のものですが、上のような意図です。もともと関心を持っている人だけがきたんだろうなぁと。参加者がひとりひとりメディアの役割を担っていけるようになるのが、理想ですよね。)
ウメダ | URL | 2009/06/14/Sun 15:31 [EDIT]
感想
今頃・・になってしまいましたが感想です。
戦争の話はいつもおじいちゃんとかおばあちゃんから聞くもので、
昔はね・・という前置き付きだったのに対して
若くて(ダンディな)シャキルさんの語る戦争はすごくリアルで、ずっしりきました。
政策だの利益だの現地の人には本当に全く関係ないことです。

でも学際的に話そう!というのが会の目的なら、自衛隊の派遣は違憲だ、無駄なことだ、止めてしまえばいい、というのみでは、そこで思考が止まってしまってもったいないのでは?
ODA費が削減され、にも拘らず国際貢献の必要性も要請の声も高まっている中で日本が出来ることは何かということを、9条の枠内で、かつ国際的にもその行動が評価されるということにも意識して考えるには、自衛隊の活動もやり方次第ではその選択肢から外さずにいることは意義のあることではないかと思います。  
もう一つは、命がけでイラクに派遣されている自衛隊の人たちの活動を単に「無駄」というのは、イラクに対しては個々の人々に対して意見が形成されているのに対して、同じ日本人である自衛隊の人に対しては意見の形成に政策的なことしか考慮に入れられていないという点で、そこに矛盾はないのか!?とも思ったりします。

シャキルさんといろいろお話させて頂いて、そのどこまでも前向きな姿に、これからどうするか、が大事だとすごく思いました。
トマトサラダ | URL | 2009/06/23/Tue 00:49 [EDIT]

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